ある日、突然。

悪性高血圧と、それに伴う心不全・腎不全・網膜症・脳梗塞など。現在も続く治療のあれこれとその周辺を記録するブログです。

夜中の頻尿。

もうひとつ、大きな症状として夜中の頻尿があった。


夜中に起きてトイレに行く回数は、以前はゼロかせいぜい1回だった。
それがいつの間にか回数が増え、常時1~2回、多い時にはもっと行くようになっていた。


眠りに落ちて1~2時間くらいたつと、必ずトイレに行きたくて目が覚める。


これが極まったのが5月のゴールデンウィークだった。


その日は、以前からの予定で1泊2日で熱海に出かけたのだが、
休みだというのに体調が回復しない、と朝から感じていた。


この頃、体調の悪さはずっと続いていたものの、
休めば一応少し回復してまた動ける、というのが常だったのに、
この日はそれがうまく働いていないようだった。


ただ連れがあることもあり、予定を変えるわけにもいかなかったため
無理を押して出かけた。


相変わらず歩くと胸が詰まって苦しいが、電車に乗ってしまえばあとは
座っていれば連れて行ってくれるさ、と昼間のうちはそれでも無理やり
やりくりを付けたのだが、夜中に異変が起きた。


眠ると、およそ1時間くらいでトイレに行きたくて目が覚める。
トイレから戻るともう一度寝ようとするが、横になると何か苦しいような
落ち着かないような、なにか妙な異和感を感じて横になることができない。
ただ、眠いのでそのままベッドの上に座ってウトウトする。
座った姿勢から、いつのまにか少しくず折れた体勢で眠りに落ちる。
そのうちトイレに行きたくなってまた起きる。


この繰り返しである。


5~6回繰り返したあと、もはや眠ることはあきらめたほうがよい、
と早起きしたふりをして起きることにした。


連れには夜中の不調は何とか隠したものの、翌日は前日よりもさらに体調が悪く、
1歩も歩けない、と感じる瞬間が増えた。


熱海は坂の多い町である。
海に面した丘陵にあり、駅前の商店街を少し歩くだけでもすべて坂道だ。


もはや体調の悪さをごまかすこともできなくなり、
連れに謝って予定を変更すると、早々に帰宅することになった。

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